不動産売却や相続した不動産の処分で第一歩として定着した一括査定サイト。
複数社へ手軽に査定依頼ができる利便性の裏に潜む、知っておくべき業界の構造。
便利さに隠れた査定額の仕組みを理解し、後悔のない不動産売却を目指す。
【■ 不動産一括査定サイトの仕組みと運営側の狙い ■】
不動産一括査定サイトは、一度の入力で複数の不動産会社へ査定依頼が届く大変便利なシステムです。
実家の相続や空き家の売却を検討される方にとっても手軽なツールですが、
サイト運営者のビジネスモデルを理解しておくことが重要となります。
運営側の主な収益源は、一般ユーザーから査定依頼が1件入るごとに不動産会社から支払われる紹介料です。
そのため、サイト運営者は以下のような動きをとる傾向があります。
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ネット広告などで「まずは気軽に査定」「相続した空き家も驚きの査定額」
といった過度な表現を用い、問い合わせを促す
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ユーザーに対して1社でも多くの不動産会社へ同時に査定依頼を出すよう勧める
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依頼数が増えるほどサイト運営者の売上が上がる構造になっている
手軽に利用できる反面、ユーザー側は「軽い気持ちで試したつもりが、
一斉に多くの不動産会社から連絡が来る」という状況に陥りやすくなります。
【■ 査定を受ける不動産会社が抱える焦りと過度な高値査定 ■】
一括査定サイトに参加している不動産会社は、
サイト運営者へ高額な広告費や紹介料を支払って依頼を獲得しています。
お金をかけて客口を得ているため、営業担当者には「何としても売却依頼を結びたい」
という強いプレッシャーがかかります。
この構造が、特に相続や空家に悩む売り主様に対して以下のような悪循環を引き起こす要因となります。
1.過度な営業活動:課金している分を取り戻すため、電話や訪問などの連絡がしつこくなりやすい
2.根拠のない高値査定:他社に競り勝って不動産の売却依頼を取得するため、相場から大きくかけ離れた高い査定額を提示する
3.売れ残りのリスク:提示された高額な査定額を信じて売り出しても、相場とかけ離れているため実際には売れず、
放置された空家のような状態に陥ったり、最終的に大幅な値下げを余儀なくされる
不動産会社側の「お金を払っているのだから依頼を取りたい」という気持ちも理解できますが、
過度な高額査定に惑わされると、結果として損をするのは売り主である一般ユーザーとなってしまいます。
【■ 相続や空き家売却で一括査定を賢く活用するポイント ■】
一括査定システム自体は、地域の相場感や複数社の対応を比較できる優れたツールです。
不動産売却や相続対策で悪循環に巻き込まれずに賢く活用するためには、以下の点を意識することが不可欠です。
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依頼する会社数を限定する:
むやみに多くの不動産会社へ依頼せず、信頼できそうな3社程度に絞る
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査定額の「根拠」を確認する:
高い査定額を出した会社には、過去の取引事例や市場データに基づいた明確な理由があるか確認する
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価格だけで選ばない:
最も高い査定額を出した会社が、最も優良な会社とは限らない
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地場の不動産会社にも相談する:
大手一括査定サイトに参加していない地元の不動産会社へ直接相談し、リアルな相場感や相続・空家対策の助言を聞く
不動産売却や相続した空き家の処分では、査定額の高さだけではなく
「適正な価格で誠実に動いてくれるか」
を見極めることが成功への近道となります。
当方は、地域に根ざした適切なデータをもとに、根拠のある査定価格と最適な不動産売却プランの提示を心掛けています。
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